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世界のUD (23)先進国に程遠い米の現実
(2007年3月6日 読売新聞) 研究者に囲まれて仕事をしていると、誰にでも使いやすいユニバーサルデザイン(UD)は、米国では進んでいるかのように思えてくる。だが、私が仕事で付き合っている人たちは、米国全体から見れば、ごく一握りの専門家で、どちらかというと裕福な人たちだ。 まちの声を聞いてみたくなり、朝、駅で新聞を売っている電動車いすを利用した女性に声をかけた。 ロビン・ハーディーさん(45)。受給している障害年金で生活できるが、自分も社会の役に立ちたいという思いから、1日4ドル程度にしかならない新聞売りの仕事をしているという。 米国のUD事情をきくと「非常に遅れている」という返事がすぐに返ってきた。 「法律の規定があるのに通路の幅が狭く、私が利用できないお店を探すのに困らない。まちは段差だらけで、エレベーターのない建物が多い。法律と現実の間には大きなギャップがある」と指摘する。 自立した生活を送るため、より給料の高い仕事の面接を何度も受けたが、ことごとく断られた。はっきりと告げられたことはないが、障害があるためと感じている。「この国では、表面に表れない部分に差別が充満している。太っていることも、差別の要因の一つ」と話す。 同性愛者でもあるロビンは、つれあいの女性と一緒に暮らしている。同性の結婚は州法で認められているが、冷たい視線を感じながら肩身の狭い思いをしている。「多くの人を受け入れ包み込む社会だと思ったら間違いです」。彼女の言葉から、米国の現実がうかがえた。(井上滋樹・米アダプティブ・エンバイロメンツ特別研究員=博報堂より出向中)
by alfayoko2005
| 2007-03-06 14:06
| LGB(TIQ)
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